昨日、同居している息子ファミリーと計7人で、あさひプライムスキー場へ行ってきました。我々老夫婦は、専ら2歳の孫娘のお相手役に駆り出された形ですが、実はこのスキー場(1992年オープン)へ行くのは、私自身は初めてで、小さな子ども連れにはいいですね。正面のファミリーゲレンデは初心者向きで、まだほんの数回しかスキー経験がなかった小4の孫娘でも、1人でリフトに乗って滑り降りることができ、迷子になる心配もありません。ソリを楽しむスペースもありました。レストランも、一番高額なヒレカツカレーでも1,500円と良心的な値段でした(かなり美味しかったのでびっくりしました)。祝日でもほとんどリフト待ちをしなくてもいいような混み具合なので、ストレスもなく、松本から小さな子どもを連れて出かけるには、なかなかいいスキー場だなと思いました。帰りは、朝日村から見渡す景色がなかなかのもので、あんなに八ヶ岳がきれいに見えるとは驚きでした。
学生時代のことを思い返すと、冬はずいぶんスキーに行きましたね。暇はあるけど金はないという時代でしたから、朝早くに行って、午前中だけで一日券の元を取るためにリフトに乗りまくるという滑り方をしていましたね。昔はリフトものろくて、それも長い距離のシングルリフトなんていうのもあったので、寒かったですね。昼食は、カレー、ラーメン、豚汁が定番で、今ほどたくさんのメニューはなかったなあ。
私はワンゲル部員でしたので、スキーとの出会いは山スキーなんです。乗鞍の信大ヒュッテに泊まって、ゲレンデでスキーの練習をし、位ヶ原の方へラッセル等の雪上訓練に出向くのですが、雪洞を掘って、雪の中で一夜を過ごすという経験をしたこともあります。冬合宿は菅平の根子岳、そして春合宿は北八ヶ岳でした。テント泊ですので、各自防寒対策を疎かにすると、とても辛い思いをするのですが、さらさらと雪がテントに落ちる音しかしない静寂の夜を過ごす等、今となってはもう二度と体験できない貴重な思い出ですね。
1年生の時にスキーの面白さを味わい、スキーをしたくてしたくてたまらないのですが、いかんせんゲレンデスキーを買うまでの金がない。そこで仲間たちとゲレンデのそばでテントを張り、自炊をするという宿泊費を浮かす作戦を敢行いたしました。上下赤いヤッケを着用した異様な集団が、変なスキーを履いて、黙々とゲレンデを滑りまくる。これを栂池スキー場でやったので、かなり人目を引いたのではないかと思うのですが、当時は羞恥心のかけらもなかったので、とても楽しい時間を過ごすことができました。リフト乗り場からちょうど見えないところに真っ平らな良い場所があったので、そこでテントを張り、夕食と朝食は自炊です(あとで分かったことですが、そこはテニスコートでした)。今の学生には、とてもこんな発想はないでしょうね。というか、当時の学生でも、あまりこのような体験はないかもしれないですね。2年生になると、ゲレンデスキーを購入することができたので(スキー用品といえば当時は皆「佐山スポーツ」でしたね。あの佐山のおっちゃん、懐かしいなあ。)、その後はもうテント泊をすることもなく、専ら安い民宿利用が多くなったように思います。 【管理人 堤】
コメント
スキーかぁ~懐かしいな~
私も昨年、孫のお供で乗鞍高原スキー場にいきました。 たしかバブル期の1990年代前半はスキーとゴルフの最盛期で、スキー、ゴルフをしない者は人にあらず・・・といった雰囲気がありました。 ご多分に漏れず私も会社の同僚とよくスキーやゴルフの回数を競ったものです。
「今は昔」の感がありますね。
朝日プライムスキー場の思い出は、1人でスキーレッスンを受けに行ったこと。 参加者が少なく、料金の安いグループレッスンでもほとんど個人レッスンに近い講習が受けられるのがミソでした。
会社の同僚には隠れて上達を試みたのですが、ある日、会社のメンバーにバッタリ出くわし、随分バツの悪い思いをしたことが心に残っています。
最近では乗鞍高原スキー場も奈川村の野麦峠スキー場も存続が問題になっていますね。
人口減少社会とはいえ、正直、「淋しいなぁ」という今日この頃です。