今日の松本は、くもり一時雨、最高気温29℃、最低21℃。今週は月曜日から傘マークの日が続いており、月曜日は雷注意報が出るなど、あまり梅雨っぽくはない空模様です。
信濃毎日新聞の「語らいシネマ広場」(信州が舞台、ロケ地の映画)というコーナーで、6月20日に「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964年、本多猪四郎、円谷英二監督)が取り上げられていました。ゴジラシリーズに初めてキングギドラが登場した作品です。当時私は小学1年生。もう怪獣映画真っ盛りの時代で、私の実家(群馬県)のすぐそばに映画館があり、映画好きな少年に対して、初回こそ小人用のチケット代が必要なのですが、あとは同じ映画を何度見ようとも顔パス無料という粋なはからいをしてもらっていました。そのため、それこそ同じ映画を何度も何度も見に行けるという特別な環境にありました。当然、このキングギドラという最強の怪獣の印象は強烈に残っているのですが、黒部峡谷に落ちた隕石から誕生し、何と最初にこのキングギドラに襲われた町が松本で、上土や伊勢町等で人々が逃げまどい、松本城の瓦が吹っ飛ばされるという映像が流れたらしいのです。昔の怪獣映画では、よく東京タワーが標的にされていたような印象なのですが、キングギドラと松本の関係性については、全く記憶に残っていなかったので、今回この事実を知り、すごく新鮮な驚きでした。
1964年というのは東京オリンピックが開催された年ですが、実はこの年に山﨑貴監督(清水中、松本県ヶ丘高校卒)が生まれています。山﨑監督は、「ALWAYS 三丁目の夕日」で、その年の日本の映画賞を総なめにしたことで一躍有名な監督になりましたが、2023.11公開の「ゴジラ-1.0」で第96回アカデミー賞の視覚効果賞受賞という偉業を成し遂げました。山﨑監督は、1964年6月生まれですから、その年の12月に、松本の街がキングギドラにぶっ壊されていたということになります。山﨑監督は今後もゴジラシリーズを撮るらしいのですが、元々ゴジラとはすごい因縁のある監督さんということですかね・・・。 【管理人 堤】
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